投稿に半年以上間が開いてしまいました。
この3月に技術士登録をし,少しは技術士仕事をと言うところですが,何分職場内技術士の身分,そうそう技術士らしい業務はやっていませんが,何となく(ではいけないのでしょうが),技術の話をする際,従来の「~てなことらしいですよ」という受け身的なスタンスから,「~と言う事になりますから~」という様に少し主体的な話し方をしている自分に気がつきます。
また,何分毎年年中行事の様に受け続けて来た試験が急に無くなって,ボケてもイカンと思いまして,実は8月に総監の試験も受けたのでした。
さすがに少しは試験対策をしておかないといけないと思ったのですが,何分せわしなく(全く時間がなかった訳でもないのですが。。。)全く丸腰というか,丸裸の状態で受験しました。
時計さえ忘れるという,体たらく(許可を得て,たまに振り返って会場の時計を見るということで対応)。まあ,今回は探りでと思っていましたが,何と!結構分かるではないですか!
選択問題は8割かたできた気がしました。それで,記述問題も気を良くして「これはひょっとしたらひょっとするかも?」と言う気分で,答え合わせもせずに,筆記の発表を待つ気分でいました。
筆記合格発表前に,選択問題の答え合わせをやってみました。
「ありゃ~」,8割かた,あわよくば9割かた出来たと思っていた選択問題にバタバタと不正解が炸裂します。結構ひっかけ的な出題に素直に引っ掛かっています。こんなことなら少しは事前勉強しておくべきだったと後悔もひとしおです。
なんと,自己採点ギリギリ6割の24問正解。25問正解ということはまずあり得なく,本当に良くて24問。ヘタをすると22,23問かも知れません。そうすると記述問題が出来ていても自動的にアウトです。奇跡が起こらない限りムリでしょう。そう急ぐこともないですが,結構出来たと思えただけにちょっと残念です。
ところで,春からあちこちで(と言っても2か所ですが)合格祝賀をしてもらいました。
流石に東京のは行けなかったのですが,受験地の金沢での祝賀会が4月,それから地元の恩師や先輩技術士の方々のうちわの会が7月にありました。
そこで,色々身の回りの話が出ました。
私の話としては,昨年虫垂炎で入院したこと,その為ポーランドでの学会参加がパーになって,キャンセル費用がかなり発生したこと,今年9月にリベンジすることなどをお話ししました。
メーカー勤務の技術士の方とのお話しで,記憶に残っているものがあります。というかむしろ,私が質問したのですが,昨今の学生たち正社員の職にありつくことに結構苦戦します。まあ大丈夫な学生は(自由応募なら)幾つでも内定を取り付けるのでが,そうでない学生は(学校推薦でも!)なかなか決まりません。
大きな原因はペーパーの適性試験です。
大手でも,中小でも,昨今はかなりこれを重視します。不適性とみなされる学生は,どこでもはじかれてしまい,なかなか決まりません。一般教養や専門の試験が悪かったというなら勉強不足と諦めもつきますし,努力しがいもありますが,その会社に入りたいと受けるのに,適性試験で落とされるのは殆ど差別ではないのか?と思うわけです。
色覚などの問題も,日常生活送る上でなんら支障無くても,あからさまに(あるいはそれとはわからないよう)はじかれる場合があります。男女雇用の問題も歴然としてあります。そこに,適性試験はさらに新たなる選別手段として登場するわけです。
本当にそれが決定的なものなのかどうか?その結果が入社後の挙動に決定的な役割を果たすのかどうなのか?私が聞きたかったのです。
お答は,「まあ半々くらい,決定的なものではない」という回答だったと思います。
昨今重視される能力に,「論理的思考能力」があります。このことは技術者はもちろんのこと,どんな仕事を進めるうえでも必要なことだろうと思います。むしろこの能力は,適性もあるでしょうが普段からのこころがけで何とかなる事かもしれませんし,学校でも繰り返し訓練すべき項目でしょう。
別な問題として,就職の仲介業者の存在があります。
「就活」なんて言葉,誰が作ったのでしょうか?
就職協定を事実上無視して,青田買いに走る企業もいけないですが,もっとヤクザなのが,就職仲介業者です。人気企業に学生が殺到して,見かけ上就職倍率が激しくなって,適性のある(とみなされた)学生が内定をいくつもとり,そうでない(とみなされた)学生がなかなか職にありつけない。しかし,見かけ上であれ実質上であれ就職競争が激化すればするほど儲かる仕組みです。
優秀な学生を取りたい有名人気企業は大変な手間と時間とコストを掛けて内定を出しても逃げられ,有名でない中堅企業には人が集まりません。もちろん,これはなにも就職仲介業者のせいではなくて,むしろ世情を反映した正当な企業活動の結果と反論されるかもしれません。
むしろ直接の原因は,無秩序に定員を増やした大学と,逆比例するように企業側の正社員採用数の絶対数の低下です。
高校の復習ではなくて,中学の復習をしないといけない大学生を擁する大学を認可し,技術者までモノやカネと同じようにアウトソーシングする仕組みをつくった政策。こうなれば競争が激化するのは当然です。それぞれ個々の政策としては,それなりの正当性をかかげてやったのでしょうが(私は何れも反対でしたが),両方の相乗効果として,現在の若者の就職難の問題があるわけです。
かつての高度成長を支えた人材を輩出した職業高校(現在は専門高校)でも,学力低下が激しく,高度化した現在の技術専門職としては厳しいというのが実情のようです。
さて,総監の結果は,B評価で不合格でした。全く準備無しで善戦健闘したと見るべきか。少なくとも,結果の分析・反省をしておかないといけません。
この3月に技術士登録をし,少しは技術士仕事をと言うところですが,何分職場内技術士の身分,そうそう技術士らしい業務はやっていませんが,何となく(ではいけないのでしょうが),技術の話をする際,従来の「~てなことらしいですよ」という受け身的なスタンスから,「~と言う事になりますから~」という様に少し主体的な話し方をしている自分に気がつきます。
また,何分毎年年中行事の様に受け続けて来た試験が急に無くなって,ボケてもイカンと思いまして,実は8月に総監の試験も受けたのでした。
さすがに少しは試験対策をしておかないといけないと思ったのですが,何分せわしなく(全く時間がなかった訳でもないのですが。。。)全く丸腰というか,丸裸の状態で受験しました。
時計さえ忘れるという,体たらく(許可を得て,たまに振り返って会場の時計を見るということで対応)。まあ,今回は探りでと思っていましたが,何と!結構分かるではないですか!
選択問題は8割かたできた気がしました。それで,記述問題も気を良くして「これはひょっとしたらひょっとするかも?」と言う気分で,答え合わせもせずに,筆記の発表を待つ気分でいました。
筆記合格発表前に,選択問題の答え合わせをやってみました。
「ありゃ~」,8割かた,あわよくば9割かた出来たと思っていた選択問題にバタバタと不正解が炸裂します。結構ひっかけ的な出題に素直に引っ掛かっています。こんなことなら少しは事前勉強しておくべきだったと後悔もひとしおです。
なんと,自己採点ギリギリ6割の24問正解。25問正解ということはまずあり得なく,本当に良くて24問。ヘタをすると22,23問かも知れません。そうすると記述問題が出来ていても自動的にアウトです。奇跡が起こらない限りムリでしょう。そう急ぐこともないですが,結構出来たと思えただけにちょっと残念です。
ところで,春からあちこちで(と言っても2か所ですが)合格祝賀をしてもらいました。
流石に東京のは行けなかったのですが,受験地の金沢での祝賀会が4月,それから地元の恩師や先輩技術士の方々のうちわの会が7月にありました。
そこで,色々身の回りの話が出ました。
私の話としては,昨年虫垂炎で入院したこと,その為ポーランドでの学会参加がパーになって,キャンセル費用がかなり発生したこと,今年9月にリベンジすることなどをお話ししました。
メーカー勤務の技術士の方とのお話しで,記憶に残っているものがあります。というかむしろ,私が質問したのですが,昨今の学生たち正社員の職にありつくことに結構苦戦します。まあ大丈夫な学生は(自由応募なら)幾つでも内定を取り付けるのでが,そうでない学生は(学校推薦でも!)なかなか決まりません。
大きな原因はペーパーの適性試験です。
大手でも,中小でも,昨今はかなりこれを重視します。不適性とみなされる学生は,どこでもはじかれてしまい,なかなか決まりません。一般教養や専門の試験が悪かったというなら勉強不足と諦めもつきますし,努力しがいもありますが,その会社に入りたいと受けるのに,適性試験で落とされるのは殆ど差別ではないのか?と思うわけです。
色覚などの問題も,日常生活送る上でなんら支障無くても,あからさまに(あるいはそれとはわからないよう)はじかれる場合があります。男女雇用の問題も歴然としてあります。そこに,適性試験はさらに新たなる選別手段として登場するわけです。
お答は,「まあ半々くらい,決定的なものではない」という回答だったと思います。
昨今重視される能力に,「論理的思考能力」があります。このことは技術者はもちろんのこと,どんな仕事を進めるうえでも必要なことだろうと思います。むしろこの能力は,適性もあるでしょうが普段からのこころがけで何とかなる事かもしれませんし,学校でも繰り返し訓練すべき項目でしょう。
別な問題として,就職の仲介業者の存在があります。
「就活」なんて言葉,誰が作ったのでしょうか?
就職協定を事実上無視して,青田買いに走る企業もいけないですが,もっとヤクザなのが,就職仲介業者です。人気企業に学生が殺到して,見かけ上就職倍率が激しくなって,適性のある(とみなされた)学生が内定をいくつもとり,そうでない(とみなされた)学生がなかなか職にありつけない。しかし,見かけ上であれ実質上であれ就職競争が激化すればするほど儲かる仕組みです。
優秀な学生を取りたい有名人気企業は大変な手間と時間とコストを掛けて内定を出しても逃げられ,有名でない中堅企業には人が集まりません。もちろん,これはなにも就職仲介業者のせいではなくて,むしろ世情を反映した正当な企業活動の結果と反論されるかもしれません。
むしろ直接の原因は,無秩序に定員を増やした大学と,逆比例するように企業側の正社員採用数の絶対数の低下です。
高校の復習ではなくて,中学の復習をしないといけない大学生を擁する大学を認可し,技術者までモノやカネと同じようにアウトソーシングする仕組みをつくった政策。こうなれば競争が激化するのは当然です。それぞれ個々の政策としては,それなりの正当性をかかげてやったのでしょうが(私は何れも反対でしたが),両方の相乗効果として,現在の若者の就職難の問題があるわけです。
かつての高度成長を支えた人材を輩出した職業高校(現在は専門高校)でも,学力低下が激しく,高度化した現在の技術専門職としては厳しいというのが実情のようです。
さて,総監の結果は,B評価で不合格でした。全く準備無しで善戦健闘したと見るべきか。少なくとも,結果の分析・反省をしておかないといけません。
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